日本循環制御医学会第41回学術集会のホームページをご訪問の皆様へ
循環動態アカデミー世話人の朔啓太（国立循環器病研究センター循環動態制御部）と申します。この度、山浦大会長および日本循環制御医学会理事会の先生方にお許しをいただき、コラボセッションをさせていただくことになりました。
循環動態アカデミーのHP：https://circ-dynamics.jp/
循環動態アカデミーは日本最大の循環動態・循環生理をテーマにしたWebプラットフォームです。2019年の3月にWebページが立ち上がり、ファカルティが行った講演スライドのシェアや研究会を通じ、臨床で役に立つ循環動態知識の普及を進めてまいりました。2020年8月におこなった「循環動態アカデミー サマーキャンプ」では、有料（4000円）のWebセミナーにも関わらず約1200名の参加をいただき、徐々に若手の医師や医療スタッフに浸透していることを実感しております。
日本循環制御医学会は私たちのロールモデルである先生方が集う学会であり、そのような学会でコラボセッションをさせていただくことはこの上ない光栄です。先生方の知の蓄積を次の世代に伝えることに私たちアカデミーがわずかでも貢献できれば幸いです。
さて、今回のコラボセッションは、基礎講義から学会でこそ可能になるスペシャルレクチャーまで充実したラインナップでお送りいたします。
循環制御医学会とのコラボで可能になるセッションばかりです。
みなさま、ぜひ、ご参加ください。
循環動態アカデミー代表
国立循環器病研究センター
循環動態制御部室長
朔 啓太
初めての心臓Simulator（Mathworksとの合同企画）
- 日時：
- 2月20日 17時半～18時半
- 座長：
- 朔 啓太（国立循環器病研究センター）
- 演題・演者：
- 「MatlabやSimulinkの基礎」 Mathworks社
「心臓Simulatorを作ってみよう」 坂本 隆史（九州大学循環器内科）
- 見どころ：
- 心臓Simulatorは決して難しいものではありませんが、使うことよりも作ってみることに意味があります。心血管機能のモデル化とシミュレーションをMathworks社と当アカデミー代表の坂本から解説いたします！
臨床循環動態学 Basic lecture
- 日時：
- 2月21日 9時～10時
- 座長：
- 砂川 賢二（循環制御システム研究機構）
- 演題・演者：
- 「楽しく学ぼう！循環動態の基礎」 朔 啓太（国立循環器病研究センター）
「心血管を操る自律神経と循環制御」 坂本 隆史（九州大学循環器内科）
- 見どころ：
- 普段は循環動態アカデミーのレクチャーで行っている基礎的講義をギュッと1時間に濃縮してお送りします。循環制御医学会の先生方の歴史を知ることにもつながります。
循環動態学を科学する
- 日時：
- 2月21日 10時～11時
- 座長：
- 重見 研司（福井大学 麻酔・蘇生学分野）
- 演題・演者：
- 「究極の循環Simulator」 杉浦 清了（UT-Heart研究所）
「PVAに着目した心筋梗塞治療」 朔 啓太（国立循環器病研究センター）
「ロボット麻酔システム開発」 重見 研司（福井大学 麻酔・蘇生学分野） - 見どころ：
- 循環動態の知識がどのように医療に生かされるのか？日本で、今、行われている未来医療の開発をご紹介いたします。知識を生かす試みを学会とのコラボ企画ならではのメンバーでお送りします。
心臓Simulator座談会
- 日時：
- 2月21日 11時～12時
- 座長：
- 清水 秀二（国立循環器病研究センター）
- 福家 聡一郎（岡山赤十字病院）
- 演題・演者：
- 「臨床に使える循環Simulator開発」 西川 拓也（国立循環器病研究センター）
「先天性心疾患をシミュレーションで理解する」 鵜池 清（九州大学小児科）
- 見どころ：
- 前日のセッション「初めての心臓Simulator」の関連セッションです。Simulatorをどう臨床に生かすのか？2つの具体例を”肴に!?”みんなで議論をしていきます。
- ※
- 参考資料
今回、配信にご協力いただくe-casebookにて、以前の循環動態アカデミー研究会のアーカイブをみることが可能です（https://www.e-casebook.com/cardiology/circ-basic2020）。当アカデミーに興味を持たれた方、心血管機能の基礎を学びたい方は、ぜひ一度ご覧ください。また、昨年の夏に行ったWeb企画「Deep dive into PV loop（全5回）」のアーカイブ動画も今回レジストレーションをしていただいた方限定で公開しております。